新卒 採用の存在意義
社会人の最初の数年間の生活を有意義に送れている」Sさんはそう話す。
目的意識を持ち、将来のために努力し、しかも楽しんでいるのがよくわかる。
「技術か営業か片方がすごくできる人材はいるけれど、お客様や営業の立場もわかって技術もわかる人材は少ないらしいので、そういう部分をめざしたいですね」。
今後、需要が伸びるといわれる情報セキュリティ分野で高いレベルの知識と経験を積み、資格を取れば、自分の得意分野にできるとも思っている。
大学時代ITの知識はほとんどなかったSさんだが、2年目にはソフトウェア開発技術者試験にも合格した。
次は新設された「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)」など上位の国家資格を狙っていく。
一般にはあまり知られていないが、Aは音声認識の研究開発に歴史がある。
Aの音声認識エンジン「VORERO」は、必要なメモリサイズが小さく、雑音が存在する日常空間で高い認識性能を発揮するなど、独自の先進的な特長への評価が高い。
カーナビシステム、携帯電話、情報家電などの組み込み機器向けなど、豊富にリリースされたAの音声認識ソフトウェアは、多くの製品に採用されて活躍している。
これらの研究開発を行っているのは神奈川・厚木にあるAの研究所だが、実は、ここも、AーT新卒特定派遣社員の派遣先の一つだ。
カーナビにも使われる音声認識ソフトウェアを開発するSさん(2003年入社・3期生)は、「厚木組」のIT技術者の一人。
入社1年目、A研究開発本部の情報技術研究所が派遣先となり、コンピュータを用いた音声認識実験に携わった。
取り組んだのは音声認識の耐雑音性というテーマだ。
認識性能を向上させるためのアイデアを出し、実験・検証を行った。
京都大学の理学部で数学を学んでいたSさんにとって、音声認識は未知の領域だったが、新しいものを発想する力が問われ、試行錯誤を繰り返しながら実験・検証を積み重ねていく仕事は1年目には、忘れられない経験をした。
本部長などの役職クラスも出席し、各研究の進捗状況を報告する研究開発本部の大きな会議で、発表役を任されたのだ。
「私と、Aの同期の女性の2人が、各自の研究テーマについて発表しなさいということになりました。
研究所の発表なのでアカデミックな内容が問われる上、パワーポイントの使い方も慣れていないし、プレゼンテーション自体が初体験でした。
かなり入念に準備、練習して、上司にも見ていただいて、当日の役目を果たしました。
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